金融OLの陸マイラーとSFC、JGCも始めました

2017年SFC、2018年JGC解脱。子育て中の陸マイラーOLのブログです。最近は旅に出れないので育児ネタ多めになってきています。

友人の保険相談から考える資産運用

先日、昨年結婚した友人から生命保険について相談を受けました。
(保険は専門ではありませんのでFP(ファイナンシャルプランナー)的なアドバイスです。)

どんな保険に入るべきか?
どれくらいの保障が必要か?
老後資金や教育資金はどう準備するのがいいか?

といった内容でした。

彼女は30代前半、ご主人も同年代。
2人とも大手企業に勤めていてまだ子どもはいませんが希望しているとのこと。
ご主人から保険に入ってと言われて自分の保険を選んでいるところ、ということでした。

いま検討しているものは、医療保障が入院1日1万円、がん女性特約、収入保障も付けて月々1万2千円くらいのものでした。
さらに掛け捨ての死亡保障と老後資金に個人年金の加入等を考えているそうで…

私のアドバイス

正直、うーーん??そんなにいらない…という感じです。

彼女の会社の健康保険組合の保障を調べてみると、高額医療費の限度額が通常より低く、1カ月の上限は2万円程度。
(簡単にいうと、保険の範囲内で治療を受ける分には約2万円の自己負担で済むということです。)

→退職しない限り医療保障はいらない。
ただし、すぐに妊娠希望であれば妊娠前〜出産時までは加入しておくと良◎
(妊娠中に入院することは思ったより多いです。私も切迫流産で一か月ほど入院した経験があります。また、出産時に保険対象の医療行為を受けると給付金が受け取れますので妊娠希望であれば入っておくとお得なケースが多いです。)

→収入保障についても、疾病手当があるので必要性は低い。

→がん保険は女性特有がんの対策として加入しておくのもアリ。ただし先進医療特約にある先進医療が受けられる施設は限られており、受けられる保証はない。(保険会社の友人からそう聞いて、私は先進医療特約は付けませんでした^^;)

→老後資金は個人年金保険より確定拠出年金の方がメリットあり。
すでに企業型DC加入していたが、マッチング拠出(会社が出す掛金に加えて自分の給与からも掛金を拠出すること)はしていなかった。 個人年金に払える金額を同額程度をマッチング拠出する方が税制上有利◎

老後と教育費

今後、子どもが出来たら死亡保障、教育資金準備が必要になってきます。

彼女の場合は現時点での死亡保障は不要。
厚生年金に加入しているため死亡した場合遺族年金が支払われます。
そのため、死亡のためだけの保障は必要性が低いのです。
それは子どもが生まれた場合もそんな変わりません。
(ご主人が専業主夫になるようなケースだとまた変わってきます。)

今後の参考にわが家で加入している死亡保障の話をしました。

わが家が加入しているのは掛け捨てではない死亡保障(終身保険)で、55歳までに払込、何事も起きなければ65歳から10年間年金として受け取る、というものです。

途中で解約すると返戻金(解約すると戻るお金)が非常に少なくなってしまうものですが、この額ならずっと払えると思える金額でやればリスクは少ないです。

運用により金額が変わるもの、変わらないもの、と色々なパターンがあります。
インフレのリスクを考えると変動した方が良い気もしますし、難しいですね。
それぞれのリスクを考えながら1番自分に良いと思うものを探してね、と話しました。

教育資金についてはよくある学資保険に1つ入るのも悪くないのではないかと思いますし、NISAで15、6年運用して準備するのもアリだと思います。
教育費は比較的長期にわたって資金の準備が出来るもので、かつ必要なタイミングがほとんど決まっていますから自分で運用しても準備しやすいです。
彼女はNISA口座は作っていたので、それを活用して資産形成しながら子どもが出来たら教育費用に、そうでなければ老後資金にしていったら良いのでは?とアドバイスして終わりました。

彼女は保険に入りたかったわけではなく、ご主人に言われて選んでいたので、入らなくて大丈夫そうならその方が助かる!とウキウキしながら資料を持って帰っていきました^^;
無事ご主人にプレゼン出来ているといいのですがどうなったかな?